卓球 全日本選手権最終日,大会6連覇を狙った王者・水谷隼選手を高校生の吉原真晴選手が破り,水谷選手以来の大会史上2人目の高校生日本一に輝いた。
この試合を終始見ていたわけではない。ニュースか何かでやっており,それを目にしたのである。ところがそのわりにはその試合の映像がけっこう長く,思わず見入ってしまった。最初のゲームを取ったのは,高校生の吉原選手。2ゲーム目まで連取したが,そこで焦らず次の2ゲームを取り返したのはさすが王者・水谷選手。5セット目,6セット目はお互いに取り,3-3で7ゲーム目を迎えた。このゲームは水谷選手優勢で進み,先にマッチポイントを迎えた。ポイントは10-7。6連覇は目前だった。ところが,吉原選手がここから驚異的な粘りを見せる。これまで5連覇してきた王者に対し,3回のマッチポイントをしのいでポイントを連取。そしてついには大逆転優勝を遂げたのである。
最近の高校生は,粘り強さや我慢強さがないという。大人が我慢できないから,子どもは我慢をしないままに育っている。こうした時代に見せた吉原選手の最後まであきらめずに,ある意味,開き直って王者に立ち向かい,驚異的な粘り強さで逆転した姿は,本当に目を惹いた。
この粘り強さである。これがほしい。本チームの選手に身につけてほしい精神の1つである。
