ここのところ,大きな故障はないものの,体調不良者が入れ替わり立ち替わり出て,なかなか選手が全員そろって練習ができていない。しかし,その中でも,常に体調を崩さずに練習ができている者がいる。自分が幼少の頃を考えると,身体の強い人は羨ましい限りである。
自分自身,幼少の頃から身体が弱く,とくに頭痛持ちで,頻繁に熱を出していた。高校に入学するまでは,体調を崩せば休むという行き当たりばったりな生活であったが,陸上競技を始めたので,「体調を崩したくない」という気持ちが出てきた。
しかし,自分は喉が弱く,喉が痛くなると,そのまま喉だけで治ることもあったが,たいていは,発熱を伴い,いわゆるこじらせた状態になった。そうなると,調子を戻すには時間がかかった。だから,風邪をひかないように,体調を崩さないように気を遣った。勉強した。身体が強くなる努力をした。
かつて,全国高校駅伝に出場した指導者の方から聞いた話であるが,「強い選手というのは,胃腸が強い。」と聞いた。そして,「次に強いのは胃腸を大事にする選手。」と言われたのが自分には印象的であった。
自分自身,年を重ねるにつれて,体調を崩すことが少なくなった。また,崩してもまず休むことはないし,軽く済んでいると思う。今も,選手たちが朝練をしているときに,同じ場所を走っているが,自分はロードレースやトラックレースに出る予定は一切ない。速く走れるようになる必要はないのである。今は,健康維持のために走っているのである。
体力,体調の維持というものは,やはり,行き当たりばったりでは維持することはできない。かと言って,身体を甘やかしてばかりでは強くはなれない。身体のことをよく理解し,栄養や睡眠などについて知識を持ち,体力を維持する活動を,強い意志を持ってやっていかなければならない。
