本チームの女子選手が神戸新聞から取材を受けた。陸上競技選手としての取材であったが,あまりの急な話で驚いた。確かに彼女は今年度,競歩で活躍はされているが,このタイミングで取材を受けるほど,全国規模の活躍はない。どこから出てきた話なのかと思ったのだが,どういうわけだか,おじいさんが新聞社に手紙を出され,その中で彼女の活躍について書かれていたのだそうだ。もちろん,明石版という地方記事が掲載されるページではあるが,それでも新聞社に取材を受けるというのは,嬉しさや,興奮などがある。しかし,そんな形でこんな取材を受けることがあるのだなと,少々驚いた。
放課後,予定通りの時刻に新聞社の方が来られ,1時間少しだっただろうか,思ったより長い時間の取材でを受けた。記者の方も熱心で,競歩選手としての彼女に対する取材であったので,専門的なことも訊ねてこられた。当の本人は緊張していたのか,もう一つ思ったように話せなかった様子であった。自分が時々フォローをするのだが,せっかくの彼女に対する取材であるし,彼女の言葉でないと意味がないと思い,懸命に話したいのをこらえていた。
もう取材も終わろうかという頃,「来年の展望を聞かせてください。」という質問をされた。おそらく遠慮して弱気な発言をするのではと思ったのだが,「全国インターハイに行くことは一応,目標なんですが,それを目標にしてしまうと,全国大会に行くだけで終わってしまいそうなので,全国インターハイに行ってベストで歩くことが目標です。」と答えたのである。
なかなか頼もしい発言であった。自分もこれを聞いて,なお一層,がんばって指導していこうと思い直した。
