今は考査中なので、練習はフリーにしているのだが、朝練にはわりと多くの部員たちが出てきている。考査後に競技会があるので、それに対する意識もあることだろう。21日からは兵庫高校ユース東播地区予選が始まる。これには3000m障害に出場する選手もおり、障害練習もやっている。3000m障害とは、トラック1周に4台のハードルを太くして倒れない障害と、それに水溜りがついたもの(水壕)が1台あり、それを7周と53m、計3000mを走る競技である。
自分も一緒にトラックをジョギングしているのだが、ちょうど障害の横を過ぎようとしたときに、3000m障害に出場する選手が障害を飛び越そうとした。障害技術の確認を真横からしていたのだが、足が障害に掛かったのが見え、思わず「危ない!」と叫んだ。その選手はそのまま勢いよく転倒したが、うまく転がり、大事には至らなかった。「大丈夫です。」と言ってすぐに走り出したが、1年生だけに障害の経験はない。転倒をすると恐怖心が残らないか心配したが、驚くことに数分後、また障害の練習を始めた。
今の高校生を見ていると、そうしたトラウマとまでいかなくても、何か心に引きずったものを残しやすいように思うし、それを自分自身で超えていこうとする意志がない生徒が多いように思う。つまり心がもろい。10年前、20年前なら当たり前のことだったかもしれないが、その障害練習を見てホッとした。
