2009年6月7日日曜日

身体を動かす脳

 走っている選手を見て,「肩を落とせ。」「姿勢を正せ。」「腕を後ろに引け。」などと言うときがある。しかし,これは一度では済まされず,同じ選手に何度も同じことを言わなければならない。
 選手の意識が薄く,言われたときだけ直そうとするが,集中力が持たずに,また言われないと意識ができないということももちろんある。しかし,自分で言われたことをやっているつもりの者がいる。
 「腕をまっすぐ伸ばせ。」と言ってもまっすぐ伸ばせない者がいる。自分はまじめに伸ばしているつもりなのだ。その腕の曲がった状態がまっすぐに伸びている状態だと脳が間違って記憶しているのである。ランニングフォームも同じである。とくに本チームの選手は肩が硬い者が多く,腕が後ろに引けずに横に引くか,肩が上がって肩ごと振るかという状態になってしまう。
 自分が競技をしていた頃よりも,そんな選手が明らかに多い。幼少の頃に身体を動かしていない者が多いからだと思う。何か特別に習いごとをしないと動かすことがない。こうした動きは幼児や小学生は簡単に矯正できる。しかし,高校生ともなると相当時間がかかる。身体を動かすためにも,いかに脳を柔らかく動かすかだと思う。